スポーツ留学とは?自分の才能を伸ばすチャンス!
アメリカ国内ではNCAA(National Collegiate Athletic Association)=全米大学体育協会や、NAIA(National Association of Intercollegiate Athletics)が大学スポーツ競技を統括しています。NCAAは1906年に設立され、現在は野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、テニス、ソフトボールなどの23種類の競技を統括し、特にアメフト、バスケットボールなどは熱狂的な人気があります。
学生生活において、日本との違いは、先ず学業の比重が重いです。というのも、試験で一定レベルに達しない選手は試合に出ることができません。スポーツでの成績を残すことができないとなるとせっかくのチャンスがなくなってしまうので、留学先での文武両道を両立させながら頑張った経験は何物にも代えがたいです。また、プロを目指すだけがスポーツ留学ではないので、自分の適性をよく考え自分に合った大学のタイプを選びましょう。
スポーツ留学と一般的な留学の違いとは?
アメリカには小規模な大学から数万人もいるマンモス大学まで幅広くありますが、NCAAに加盟している大学を選ぶことも視野に留学先を検討してみましょう。アメリカでは年間で競技毎に活動できる期間が定められています。NCAAに加盟している大学スポーツの一例ですが、秋のシーズン(8月〜11月上旬)はサッカー・アメリカンフットボール・バレーボール・男子水球...です。冬のシーズン(12月〜3月下旬)はバスケットボール・アイスホッケー・水泳・室内陸上競技・フェンシング...です。春のシーズン(3月下旬〜5月下旬)は野球・ソフトボール・男子バレーボール・テニス・屋外陸上...です。
シーズン中はしっかり競技に必要な練習をするのですが、例えば1週間にできる練習は20時間、1日に3時間〜4時間程度と決められています。日本に比べて練習時間が少ないと感じるでしょうが、スポーツ留学はあくまでもメインは学業です。ではオフ・シーズン中何をするかというと、基礎体力の向上のためのトレーニングとメインは勉強です。スポーツ留学は一般的な留学と比べて、学業とスポーツ活動もこなすことになるので、大変であるということは覚悟しておきたいですね。
スポーツ留学で必要な英語の能力について
TOEICは、日常生活やビジネスシーンで使う英語がメインのテスト、TOEFLは、学校生活などのシーンで使う英語がメインのテストになっています。留学の際に提出が必要となるのはTOEFLです。合否の基準は大学によっても異なりますが、TOEFLだけのスコアで決まることはありません。試験は年間60回以上実施いていて、何度もチャレンジできますが、1回の受験費用はUS$245(1$130円計算だと31,850円)なのであまり何度も受けるというよりも、テスト対策をしてしっかりいいスコアを取りたいですね。
英検2級A〜準1級程度の能力があると留学先での授業もスムーズに受けられますね。しかし英語に自信が無くてもNCAAに加盟している大学を留学先に選ぶことで、留学生の受け入れに慣れているので対応がスムーズのようです。また現地で英語力を伸ばすことはできますが、留学前にやっておいた方が良いこととして実際にスポーツ留学の経験がある人達は英単語の勉強をしておけばよかったという意見が多かったので今からでも英単語の勉強してみるのもいいですね。
大学でスポーツ留学すると費用はどのくらいかかる?
もし金銭面でせっかくの留学のチャンスを諦めてはいけません。NCAAに加盟している大学で、Division1,2,3と分かれていいますが、その中でもDivision1,2に加盟している大学であれば奨学金制度を利用して大学に通うこともできます。しかし学業で成績が悪かったりすると、奨学金を切られてしまう可能性がるので気を付けたいポイントです。
アメリカの大学は2年制大学と4年制大学があり、主に1・2年生で一般教養課程を勉強している間に専攻を決めてから4年制の大学に編入するということもできます。また、私立の大学と公立(州立)の大学では公立(州立)の大学の方が費用面では安いです。